お気に入りの雑貨が映える家。増築で子ども達も喜ぶ屋根付ウッドデッキ。
築31年。もともと重厚感のある佇まいのお宅が、増築も含むリノベーションで、内外装ともに暮らしを愉しむアイディアがたっぷりのお住まいへと生まれ変わりました。
【今回のリフォームを考え始めたきっかけ】
「外壁の張り替えは、数年前に行いましたが、築31年を迎え老朽化が進み、水廻り・内装をすべて一新し、冬暖かく過ごせる家に住みたいと思っていました。」とお施主様。
【リビング続きに、屋根付のウッドデッキを増築】
リビングからつながるように、1部屋+半屋外のウッドデッキスペースとなる、約10畳ほどの空間を増築。ウッドデッキの上部には大きなトップライトからの採光が心地よい屋根が付いています。もちろん居室になる部分は断熱工事を行っているので、機能性も充分。外壁は塗り壁とアーチ上のアクセントが効き、新たな家の顔になります。ウッドデッキにリビングから直接出て遊ぶお子様たちを、開放感のあるリビング側から大人が見守る穏やかな日々の光景が微笑ましい限りです。
【趣味の雑貨や小物が映える、こだわりの空間づくり】
お気に入りの家具や小物に合わせて、部屋の中のインテリアがアクセントとなるような内装になっています。
趣味の小物たちに囲まれて、ほっと心が休まる温かみと雑貨屋さんのようなわくわく感が相まって暮らしを愉しくしてくれます。
モザイクタイルを各所にポイントであしらったキッチン周りもこだわりがいっぱい。お施主様がお探しになった素的なペンダントライトはキッチンカウンター上を定位置に魅力ある存在感を醸し出しています。ドアフォンのスイッチプレートをニッチ棚に収めるのもひとつのアイディアですね。小物を魅せる造作棚、味わいのある塗り壁と質感のある床、アーチ状の壁を抜けて開けるこだわりデザインの扉、格子入りのリビング窓など、好きなもので全体を作り上げていく楽しみが伝わってきます。
【収納系のお話し】
■リビングのテレビコーナー
テレビ背面にはデザイン性と機能性を両立するエコカラットを貼り、間接照明で空間を演出。テレビボードと両脇の収納は造作です。収納に扉をつけることで、リビングで必要なものをしっかり収納しながら、すっきりと見せることができます。
■パントリーや2階子ども部屋
収納部分だって細部にこだわりたい。お好みのアクセントクロスでなんともかわいらしく、気分も高まります。
■玄関の壁
ニッチにはお気に入りの雑貨を。お施主様がご準備されたキーボックスにちょうどいいサイズのニッチを作りました。
【以前と変わった間取り】
洗面室と浴室を広くしたいというお施主様の要望から、両方合わせて約1畳分スペースを広くしました。ご家族がゆったりと過ごせて、洗面室の収納もおしゃれに完備。ここを広げた分、以前の壁付けキッチンは対面式になるよう位置を変え、新たにパントリーを新設しました。
また、玄関部分だけ奥まっていたところを隣面の壁と揃えるように引き出し、広くなった玄関内部には収納を作ることができました。
同時に、以前の玄関上部の吹き抜けには床を張り、収納も兼ねるベンチを造作。日あたりの良いこの場所は、キッズスペースとして活用。遊んだ後はベンチの中におもちゃをしまう、お子様も楽しく片付けられる収納です。
【ご家族お気に入りの場所や過ごし方】
「リビングの窓を開け、ソファーから外を眺める…。ほっとする場所です。モザイクタイル貼りのキッチンから、リビングの子どもたちに話しかけることができるのも良いです。また、2階の増築部分は、日当たり・風通しともに良く、お気に入りの場所になっています。」