【リフォームのきっかけ】
愛犬の『嵐くん』は、ラブラドールレトリバーという大型犬。元気で、優しいワンちゃんです。今回の住宅リフォームのきっかけとなったのが、嵐くんでした。「嵐が家の中を、走り回るようになってから、床がささくれ立って、どうしようもなくなったんです。」と、奥様。
こちらのお住まいは、1990年に北洲ハウジングが建てた住宅です。お客様が、この家の二代目のオーナー様となられ、ラブラドールレトリバーの子犬の嵐くんがやってきたのは、八年前。嵐くんの成長とともに、フローリングはみるみるかわいそうな姿になっていったそうです。
「嵐が爪を立てても傷にならない床はないものかしら…というのがリフォームの最初の動機ですね。あと、お風呂やキッチンの水廻りもそろそろ交換の時期になっていました。」という奥様の隣で、熱い思いを語っていただいたのは、ご主人様でした。
ご主人の熱い思いは、薪ストーブです。「薪ストーブさえつけられれば、他の内容はすべて家内に任せようと」。
【リフォームのポイント】
■薪ストーブ
ご主人ご希望の薪ストーブを実現するため、リビングにストーブを置くスペースを新設しました。薪ストーブを採用する場合、防火性に十分に配慮するとともに、火の粉や灰が落ちることも考慮した、床の改造も必要です。 床はタイル敷きとし、背面の腰壁は、レンガ積みにしました。ノルウェー製の薪ストーブ「ヨツール」を採用しています。
煙突も、新たに作りました。煙突は、薪ストーブスペースの真上にある2階のお嬢様の部屋の隅を貫通し、天井に行くように設計しました。「このおかげで、2階も暖房器具がいらないくらい暖かいの。」と、お嬢様にも好評です。
■愛犬・愛猫との暮らし
床は、嵐くんの鋭い爪にも強い「イノヴァーフロア」 を使用。猫の蓮ちゃんもいるのですが、2匹の足の爪でひっかいても傷つかないフローリングとしてお勧めいたしました。このフローリングは、当社が日本総輸入販売元になっているラミネートフロアで、土足でも大丈夫なほどの表面硬度を持っています。また、メンテナンスが楽で、目地が無いことから衛生面にも配慮された床材です。
ほとんどの部屋の壁を塗り壁としました。塗り壁には、居室の湿度をコントロールする優れた調湿性能があり、結露防止の効果もあります。更にシックハウス症候群の原因となっているホルムアルデヒドやタバコの煙に含まれるアセトアルデヒド濃度を低減(吸収分解)する効果もあります。 また、仕上げは職人の「コテ仕上げ」ですから、お好みのコテ跡を残した、温かみのある仕上げが可能です。
■外部塗装
屋根(モ二エル瓦)と外壁は、高耐久な「フッ素塗装」を施しました。フッ素塗装は、架橋などにも採用されている耐久性が高い塗料です。