北洲でキャリアを積み、地元への貢献につなげたい

「あたたかい家が豊かな暮らしを育む」生まれ育った家での原体験

実家の建物は北洲の家でした。建て替え前の家は寒く、祖父母と両親はあたたかい家を望んでいました。展示場で床が冷たくないと実感したのが決め手になったそうです。
実際の生活はというと、幼いころから「家の中が寒い」という感覚を持ったことはなく、印象に残っているのは家じゅういたるところで一年を通して家族それぞれ趣味の生活を楽しんでいる光景です。「寒くて何をする気も起きず、こたつに入りっぱなし」という話をよく聞きます。一人暮らしをしていた学生時代は、寒くてベッドから抜け出せない日もしばしば・・・北洲に入社して、あたたかい家があったからこそ、それぞれが好きなことを楽しめる、豊かな日常があったのではないか、と思うようになりました。家の中が快適であれば、気持ちを明るく持ち、好きなことができる。

実はまちづくりにかかわる仕事がしたかったのですが、それ自体を仕事にするのはなかなか難しかった。でも、目の前の暮らしを豊かにするお手伝いができれば、きっと周りに広がっていく。それってひとつのまちづくりになるのでは、と考えました。
「冬は家の中が寒いのが当たり前」になっている人たちをどんどん驚かせて、あたたかい家に住んでいただいて、豊かな日常を送るお手伝いができたらと思いました。高校生の時に経験した東日本大震災では、電気などのライフラインが止まりましたが、家の中が暖かいというだけでどれだけ救われたか。実際にそういったオーナー様からのお声は多かったようです。いざというときに機械に頼らずとも、家の性能が良いことによって救われることがある、そういう安心感も伝えていきたいと思っていました。

数々のお客様との出会いと気づき、営業姿勢の変化

入社後に配属された新築の営業職では、２年半の仙台支店での勤務を経て埼玉支店へ異動。会社の名前が通っている東北での営業と、認知度がまだまだ低い関東での営業スタイルの変化に戸惑い、ご契約をいただけない日々が続きました。お客様は、さまざまな業界の第一線で活躍されている方が多く、ホームページなどを入念に調べてから展示場にご来場されます。
ある時、「自分はお客様に対して『とにかく自分の話を聞いてほしい』という姿勢になっていたのではないか」と気づきました。それからは「お客様がその時一番求めている答え」を何よりも先にお答えするように強烈に意識するようにしました。また、言葉だけでなくお客様の目線や表情、声のトーンなどからもお客様のご関心のある部分を読み取るように心がけました。お客様のご満足を常に保つように工夫しながら自分の伝えたいことを伝えるように意識を変えたところ、１～２回の商談でお決めいただくお客様が現れるようになりました。営業を始めたころは、「家を買うなんて大きな決断、“普通”２～３か月かかるだろう、１回２回で決まるわけない」と思い込んでいたので、大きな衝撃でした。
埼玉で営業をして、商品（家）そのもの、また自分自身をご評価いただき、選んでいただけることが嬉しかったです。一人一人のお客様を尊敬していますが、その尊敬している方々に選んでいただける商品を売っている、という事実が、いつも私を支えてくれました。

ＢｔｏＣ新築営業からＢｔｏＢ建材営業への異動

埼玉支店在籍中に結婚。その後、建材BtoB建材営業として広域営業部に異動が決まりました。
仕事の上でも、自分の幅を広げるにはB to Cだけでなく、さまざまなキャリアを経験した方が良いですし、広域営業部は輸入建材を扱う部署ですので、好きな英語を活かしながら、大きな仕事に携われるのではないかという思いがモチベーションになりました。
　広域営業部で仕事をして1年が過ぎました。輸入フローリング材ＰＥＲＧＯ（ぺルゴ）を販売していますが、会社がお客様となるため関係者が多く、採用までこぎつけるのも一筋縄ではいきません。お客様ごとに求められる要素と論理展開を検討し商談に臨んだり、お客様の言葉や目線に集中するようにしたりすることは新築営業の経験を活かすことができているのではと思っています。商談が成立した場合のインパクトの大きさがB to Bの醍醐味。広く社会に知られた大型プロジェクトにスペックインすることを夢見て、メンバーで頑張っています！

震災時の思いを胸に日々の仕事に取り組む

北洲での仕事を通じてお客様の豊かな暮らしを創出することで、地元に貢献したい。その根底には、東日本大震災がありました。当時高校生で、何もできないまま大学進学で横浜に出てきてしまった…という思いがあり、大学時代は複数大学共同のまちづくりプロジェクトに参加し気仙沼で活動もしていました。就職の際も、宮城に本社を置く企業に勤めることで、自分の行った仕事が地元に還元される点が良いなと思い北洲を選びました。
これまで新築営業、建材営業と経験をしましたが、2022年12月には宅地建物取引士試験に合格したこともきっかけとなり、最近は不動産流通に興味を持ち始めました。今後、先進国の当たり前ともいえる中古住宅流通が日本でもますます重要になっていくと思います。いつか、海外の方が東京ではなく地方に住まいたいといった要望に応える不動産流通のプラットフォームをつくってみたいと考えています。
北洲には幅広い部門と多様な職種があり、北洲での仕事を通じてさまざまな分野から地元に貢献することができます。初志を貫き、お客様とふるさとの明日を今日よりも良いものにするため、これからも頑張ります。