大型木造建築のプロフェッショナルになる!
知識・スキル・信頼関係…すべては現場にあり
工事部の主な仕事は、いわゆる「サブコン(サブ・コントラクター)」。元請の地場ゼネコンの下で主に内装工事を担うほか、木工事と呼ばれる構造躯体のプレカット加工から組み立て、壁を作ったり天井の下地を組んだりする造作工事などを手掛けています。設計事務所からの声掛けでプランニングの段階から参加し、構造計算を請け負うこともあるなど、川上から川下まで現場で最も幅広く作業を担う立場です。
仕事で関わるのはその道のプロばかり。その方々に納得してもらえる説明ができるよう高度な知識が求められます。上司の仕事ぶりから知識やスキルを学び、現場に足しげく通って工事全体の流れを覚え、職人さんたちとのコミュニケーションで信頼関係を築きました。現場管理に必須の知識を積極的に身に付け、20代で一級建築施工管理技士を取得しました。
上司のプロフェッショナルな姿が決意のギアを入れた
入社当時の上司は大型木造建築のプロフェッショナル。木材に関する豊富な知識、設計事務所への積極的な営業、たとえ自社ではできない加工が求められる場合でも、その部分を他のプレカット工場に任せる提案をするなど抜群の交渉力で、保育園や学校、老健施設などの大型木造建築を次々に手掛けました。
私が独り立ちするまで、上司とともに二人三脚で動き、受注から完工までに必要な動きを学びました。予算がきつくなり追加の交渉に臨む厳しい場面にも同行し、経験値を高めました。予算内に収めるためのやりくり、職人さんの確保や工程管理、突発時の対応のノウハウなど、上司との仕事を通じて身に付けた経験が役立っています。
私が受け継ぎ、社内外から頼られる「大型木造建築のプロフェッショナル」になる!そう固く決意しています。
幅広いパワーアップがプロフェッショナルへの道
私が目標達成に向けて力を入れているのは、サブコンとしての対応力強化。主力の内装工事はもちろん、木工事をさらに強化して、元請の仕事に幅広い組み合わせで対応できるようになります。日頃の営業活動で木工事の受注にも力を入れているほか、設計事務所への設計協力のアプローチも積極的に展開しています。
同時に、自分自身のキャリアはこう描いています。3年後は、専門知識を深め、工事部の営業成績を引っ張る立場。5年後には、自らの営業成績はもちろん、人材育成やマネジメントを担う立場としてさらに能力に磨きをかけている。「木造建築のプロフェッショナル」に向けて、避けて通ることはできません。
信頼と実績を積み重ねた先に醍醐味がある
仕事の大きな喜びはチームプレーで完工に至ったとき。大きい建築物であるほど、完成後に現場を眺めて嬉しさをかみしめたりしています。
やり遂げた仕事が、さらなるリピートにつながれば言うことなしです。お客様と人間関係が構築でき、職人さんと現場管理がきちんと連携して機能できればリピートにつながる。入社4~5年目のとき、その昔お取引していたけれど関係が途絶えてしまっていた地場ゼネコンの再開拓に成功しました。その後も安定してリピートを守ることができ、今では主要顧客と呼べるまでの受注をいただいています。信頼と実績の積み重ねが次の仕事を生む、これが工事部の醍醐味です。
私はこんな人!
Q. あなたはアウトドア派?インドア派?
A
アウトドア派。 休みの日には家でじっとしていることができず、冬を除いてよくキャンプに行きます。就学前の子ども2人を連れての家族キャンプはとても楽しく、今年もこれまでに10回は行きました。冬の間は雪かきをしてキャンプシーズン到来に備えています。
Q. 仕事で使っている愛用品を教えて
A
タジマの金色に輝くスケール(メジャー) 現場にはいろいろな物を持っていくのですが、実はよく物をなくします。大事な仕事道具のスケールは、どんな場所でも見つけやすいようにど派手な色にしています。おかげで一度も忘れたことはありません。
Q. あなたの価値観を変えた経験を教えて
A
5年前に社員旅行で訪れたフランスで、ルーブル美術館やオペラ座、モンサンミシェルといった世界的な建築物をこの目で見たこと。圧巻の一言です。また、夜のパリの街をおそるおそる一人歩きしたことも忘れられない思い出です。