住宅メーカー・建設資材販売の株式会社北洲(本社:宮城県富谷市、代表取締役社長:村上ひろみ)の岩手県北上市にある本店社屋(岩手県北上市北鬼柳23地割61番地1)が、ZEB Ready(※1)認証を取得しました。同時にZEBプランナー(※2)も取得。今後のZEB提案をより一層強化していきます。
本店社屋はエネルギー消費量60%削減を実現。このたびのZEB Ready認証取得は、当社の建築がカーボンニュートラルの実現に貢献し、健康・快適空間の実現を非住宅分野においても推進していくための第一歩となります。また、ZEBプランナーの取得は、これらの実現に向けた提案強化につながるものです。
本店社屋は、当社の建物(戸建てを含む)に共通する取り組みである高い断熱性能の実現に加え、高効率エアコンやLED照明をはじめとする省エネ設備を採用し、一次エネルギー消費量の基準であるBEI 0.40を達成しています(ZEBは再生可能エネルギーを除きBEI ≦ 0.50が求められます)。さらに、省エネルギー実現のため太陽光発電の直流給電システムを導入(※3)。また、北上本店ではZEB Ready達成と同時に、ワンフロアで各部署および社員がコミュニケーションを取りやすいオフィス環境を実現しています。
■建築概要
・事務所 延べ面積 791.39㎡(239.4坪) 木造軸組工法
・敷地面積 8874.00㎡(2684.4坪)
※1 ZEBおよびZEB Readyとは
ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)は、快適な室内環境を実現しながら、建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロにすることを目指した建物。ZEB Readyは、負荷の抑制・自然エネルギーの利用を行った上で、設備システムの高効率化により50%以上の省エネルギーを実現した建物のこと。
※2 ZEBプランナーとは
「ZEB設計ガイドライン」や「ZEBや省エネ建築物を設計するための技術や設計知見」を活用し、ZEB実現に向けたプランニングを実施する事業者。環境省や経済産業省によるZEBの補助事業ではZEBプランナーの関与が必須。
※3 太陽光発電の直流給電システムとは
太陽光発電によって生み出した電気をそのまま蓄電池に貯め、それを直流のまま照明機器に送り消費するシステム。直流から交流への変換ロスがなく、効率的に電力を供給できるメリットがある。
▼北洲のZEBについて
https://www.hokushuhousing.co.jp/products/other/zeb/