サイディングプレカットの「HSPシステム」
1人で2時間の計測システムを開発 加盟店を全国募集
~ダクト・電気配線・板金部分までフルプレカットを実現~
工場でのフルプレカットの様子
現場での張り付け作業の様子
住宅メーカー・建設資材販売の株式会社北洲(本社:宮城県黒川郡、代表取締役社長:村上 ひろみ)は、高精度・高品質の仕上がりを実現するサイディングプレカット(※1)「HSPシステム」において、タブレットで短時間に現場計測ができるシステムを開発、全国で加盟店を募集します。
サイディングプレカットは、「きれいな現場」「スピーディな仕上がり」「循環型社会」を実現し、職人不足解消にもつながるエコで革新的なシステムとして注目を集めていますが、現場精度への不安などによりなかなか普及が進まない現状があります。
そこで、新HSPシステムは、高精度かつ短時間の現場計測を実現しました。レーザー距離計と連動したタブレットにより、1人で2時間程度(※2)と、計測時間が従来に比べ半分以下になります。また、計測データをもとにしたHSPシステム独自のCAD入力連携により、精度の高いプレカット図面が作成できます。
さらに、現場の構造精度が高い物件では、簡単な現場確認のみで実寸せずにCAD/CAMができる事例も増えており、更なる時間短縮が可能になってきています。
当社は、建築現場での騒音・粉塵・廃材問題をはじめ様々な課題に対応できるサイディングプレカット事業の普及に努め、加盟店募集の説明会を全国で開催していきます。
※1 サイディングプレカットは、外壁材(サイディング)をあらかじめ工場などでカットして現場へ運び、現場ではカットなしで貼り付ける工法のこと。
※2 計測時間は、一般的な物件(約160m2)での自社調べです。
新システムの特長
1. 短時間計測
計測は必要最低限の計測箇所が指定された図面を元に、タブレットと連動したレーザー距離計とスケールを併用し行います。計測完了箇所の色が赤から青へ変わるので、計測漏れや記入間違いなどの人的ミスを減らすことができ、時間と手間の大幅削減を実現しました。一般的な物件であれば、1人で2時間程度での計測が可能です。
現場での張り付け作業の様子
2. 高精度
計測データをもとに、設計図面との誤差を照合しながら、精度の高いカット図面を作成することができます。これにより、ダクト・電気配線・板金部分などの複雑な部分まで、現場で再加工の必要がないフルプレカットを実現します。
精度の高いカット図面