建設資材販売・住宅メーカーの株式会社北洲(本社:宮城県黒川郡、代表取締役社長:村上 ひろみ)は、パッシブデザインとユニバーサルデザインを取り入れた、住宅ブランド「北洲ハウジング」の新展示場を、2015年1月10日、福島テレビハウジングプラザ福島にオープンします。
「北洲ハウジング」は、37年前より性能と美しさを兼ね備えた世界水準の家づくりを目指し、ツーバイシックスの高断熱・高気密で耐震性能に優れた木造住宅を提供しています。
今回オープンする新展示場では、「年配者の経験と知恵・文化を受け継ぐことのできる住まい」をテーマとして、3世代が小さなエネルギーで暮らす新しい住宅を提案します。ダブル断熱採用による断熱性能の高い外壁や、日射・蓄熱・通風など自然エネルギーを有効利用するパッシブデザイン、家族が集まる空間・設備を世代間で共有するコンパクト設計で、3世代の健康で快適な暮らしを追求しました。
併せて、将来の自宅介護までを想定したユニバーサルデザイン設計により、いざという時に必要に応じて最低限の改修で住み続けられる、安心・安全な住まいとなっています。
■新展示場コンセプト
「3世代が小さなエネルギーで暮らす住宅」
(1) 高い外皮性能(断熱性能)
充填断熱140mmと環境先進国ドイツのアルセコ社製・外張断熱80mmのダブル断熱により、高い断熱性能を実現。省エネの新基準である外皮平均熱貫流率UA値は、北海道基準を上回る0.33W/m2Kをマーク。また、温湿度をコントロールする全館空調システム「クウ・キレイ デシカント」との相乗効果で、温度差の少ない心地よい空間を、より少ないエネルギーで実現します。
(2) 自然エネルギーの有効利用(パッシブデザイン)
通風を考慮し南北に配した窓と、夏の日射を遮り冬の日差しを取り込む深い軒が特長です。また、冬の日射熱や夏の冷気を壁に蓄える蓄熱塗り壁材「エコナウォール25」をほぼ全室に採用しました。「エコナウォール25」は、熱を吸放出することで室温変化を穏やかにし、光熱費を4割削減(※)することも実証されています。断熱気密に「蓄熱」を加え、より健康で快適な室内環境をデザインします。
(※)熱損失係数(Q値)1.3Wm2Kでの実測値(室内気候研究所の報告より)
(3) クラウド蓄電池・クラウドHEMSによる賢い暮らし
太陽光発電と蓄電池を一体で制御でき、夜間の割安な電気を効率よく使用することで電気代を減らせます。さらに、天気予報に合わせてクラウド蓄電池の放電を自動制御、また、使用電力をスマートフォンで手軽にチェックすることができ、エネルギーを賢く使う生活をサポートします。
(4) 設備・間取りの共有化
オープンキッチンや吹抜け、リビング階段など視線が伸びる工夫で開放感のある空間に仕上げつつ、家族が集まるLDKや水廻りを共有化することで、経験豊かな世代と子、孫が自然に触れ合い、年配者の知恵と文化が継承される暮らしを提案しています。
■デザインコンセプト
・外観
近年の北欧やドイツ・フランスで主流のダブル断熱の外壁は落ち着いた色合いに、また、ガレージ付きの伝統的な大屋根にすることで、懐かしい風合いに仕上げました。ウッドデッキを設け、四季折々を愉しむ、住まいと庭の一体提案を実施しています。
・間取りとインテリア
将来の在宅介護まで想定したユニバーサルデザイン設計により、1階は廊下を減らした回遊動線(ループプラン)、少ない家具で豊かに暮らせる適所収納の工夫、障害にあわせて対応できる水周り、トイレやLDK、玄関から寝室へのアクセスなどに配慮しています。
また、オークの床やホワイトウッド張りの壁、木製の輸入階段など、随所に木のぬくもりが感じられる、明るくキラキラと風通しのよい空間が広がります。
<間取図>
■ 展示場概要
所在地 :福島テレビハウジングプラザ福島(福島県福島市飯坂町平野字三角田9-7)
延床面積:203.25㎡(61.36坪)
構造 :木造枠組壁工法(ツーバイシックス)
商品名 :E1-basis(イーワン・ベイシス)
仕様 :ドイツのアルセコ外張断熱システム、太陽光発電システム5.34kW、クラウド蓄電池4.8kWh、クラウドHEMS、EV(電気自動車)用コンセント、湿度コントロールの全館空調システム「クウ・キレイ デシカント」、潜熱蓄熱塗り壁材「エコナウォール25」、国の低炭素認定基準クリア