「木を使った山小屋のような雰囲気を持つホテルのような産婦人科を建てたい」というご要望で、住宅メーカーの当社が初めて手掛けた、入院施設のある約380坪もの準耐火建築です。
所在地 | 宮城県 |
竣工年 | 2009年 |
エントランス前には横長のポーチ。木目の美しい外部柱は外観デザインのポイント。この建物が木造であることを印象づけます。
上品な質感がホテルのロビーを思わせる待合室。空間を構成する仕上げ材料や家具は妥協なく厳密に選定されました。
入院室に囲まれた約28mの中廊下には、水平ラインを美しく見せる間接照明と、包み込まれるような印象のドーム型天井を施しました。
ホテルの客室のような空間で、ゆったりと贅沢な気分に浸れそう。入院期間中を気持ちよく過ごしてほしい、という心遣いが伝わってきます。
モノトーンでまとめたインテリアがすっきりして清潔感のある入院室。
深みのある床材と梁の組み合わせで木の心地よさが伝わる食堂。照明器具やカーテンも美しい。
小屋裏空間を活かした高い天井が印象的な休憩室。床材まで白で統一されたおしゃれな空間です。
新生児室は、廊下から窓越しに赤ちゃんの様子を見られるようになっています。