創業~1980年代
1958年北国の洲に創業
創業者・片方厚夫が北上駅前通りに「北洲ベニヤ商会」創業。間口3間奥行6間の店舗と小さな1t車1台でスタート。
1961年結婚。苫子婦人(前相談役)は会計だけでなく、教師としての経験を生かし、新人社員教育や幹部社員の研修を社内に定着させるなど、以後2人3脚での経営を行う。
1973年岩手県トップの建材小売業に
1960年代より設備投資を実施し、思い切った投資が現在の北洲の基礎となる。
1973年には、建材小売業として岩手県でナンバーワンとなる。
1979年ツーバイフォー工法のパイオニアに
当時日本に導入されたばかりのツーバイフォーの先進性に着目し研究を開始。
1977年にはツーバイフォーハウスサービス部を設置し、実験住宅を全国に先駆けて岩手から発表した。
1981年「BBS大学」の開口 工務店様と共存共栄へ
当社の経営精神の根底には、常に工務店様との共存共栄があり、工務店様への情報提供の場、研修の場とするため「BBS大学」第1回を開校した。現在では、全国の著名な研究者や地方ビルダーの経営者を招き、開催している。
1983年高断熱高気密モデルハウス第1号
宮城県仙台市に高断熱高気密モデルハウス第1号を発表。断熱性に自信がなければ実現できないリビングルームの大きな吹抜けが話題を呼んだ。窓はアルミサッシ+木製ペアガラスサッシの重装備。当時、寒冷地という意識が薄かった仙台において、高断熱高気密住宅の快適さを訴える画期的なモデルハウスとなった。
1985年窓の断熱性に着目
1985年アルミサッシ全盛時代に、熱伝導率1/1000の樹脂製ペアガラスサッシを標準仕様に採用した。日本の樹脂サッシ普及率は現在もわずか7%(※)だが、北洲は30年前よりいち早く取り入れ、より高い性能を追求し、仕様の検討を繰り返している。
(※)出展:社団法人日本サッシ協会 住宅用建材使用状況調査 H24.3
1986年エアサイクル住宅部材供給、日本一に
日本の気候風土にマッチした住宅への需要が高まる中、岩手県盛岡市で「エアサイクルパネル工法」の発表展示会を、エアサイクルホームシステム(株)と共催。今まで軸組されていたエアサイクル専用部材をパネル化した画期的な工法の普及拡大に努め、1986年以降エアサイクル住宅の部材提供で日本一の実績を誇る。
1987年世界の先進住宅・カナダR-2000のデモ棟建設へ
「R-2000」は、カナダ政府が中心となり進める省エネ住宅プランで、西暦2000年までに住宅暖房のエネルギーを当時の4分の1にし、いずれは「ゼロエネルギー住宅」を実現しようというプロジェクト。
1987年カナダの省エネ住宅建築プロジェクトR-2000ホームの施工を当社が担当。IEA「世界の先進住宅」25棟のひとつに選ばれた。